自由な働き方を手に入れるために、社会人時代を振り返ってみた

      2016/02/21

疑う

協力隊の隊員の中には、大学卒業後すぐに協力隊になったり、社会人経験を積んだ後仕事を辞めて来た人がけっこういます。私もその一人なのですが、私たちは帰国したら『無職』です。

『帰国したら無職』っていうのは結構プレッシャーです。どうしたものか・・・。

自由

そんな帰国後の不安もある中、こんな本を読みました。

『もっと自由に働きたい とことん自分に正直に生きろ』 著:家入一真

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賛否が別れそうな内容かも・・・

家入さんについては、東京都の都知事選に出馬して落選した事くらいしか知りませんでした。でも、なかなか面白い人のようで、この本の目次を読むと「えっ!?」て思うことがたくさん書いてあります。

「非常識でいい」「就職しない」「3年も我慢しない」「憧れない」「空気は読まない」「逃げていい」などなど。年配の方が読んだら「何を書いてるんだ!」と怒りそうな目次です(笑)。

しかし、決して『いい加減に生きよう!』と書いているのではなく、『常識にとらわれ過ぎず、自分の弱さも認めてもっとラクに生きてみようよ』といったメッセージが書いてあります。

貧乏、ひきこもり、中卒。逃げてばかりで、コンプレックスの塊の僕は、ビジネスを立ち上げて「場」をつくり続けることで、自分の仕事をつくっている。

『ひきこもり』とか『中卒』って言葉だけを見るとあまり良い印象は浮かびませんが、本書を読み進めると、そういったコンプレックスを原動力に動き続けた家入さんのパワーを感じ元気をもらえました。

インターネットが発達し、Twitterやブログを通じて個人が意見を発信したり、多くの人とつながることができる。家入さんの生き方は、そんな時代だからこそできるようになった生き方だと思います。

4章に分かれていますが、共感したところの多かった、『常識を疑う』、『弱さを認める』の部分について感想(というか私の経験談)を書いてみます。

 

STAGE1 常識を疑って、逆いっちゃえば?

疑う

付き合いの飲み会なんか出たくない!

もし世間一般の常識に慣れていくことに危機感を覚えたなら、まずはとにかく外に出てみる。(中略)社内の小さいコミュニティの中だけに自分をおしこめないで、意識していろんな価値観に触れる。僕に言わせたら社内の飲み会は時間の無駄でしかない。新しい価値観に触れる可能性を殺している。

『依存しない』より

社会人時代は日々の仕事にいっぱいいっぱいだったため、終業後の飲み会はけっこうしんどかったです。行ったら行ったで楽しかったけれど、2時間で3000円払い、仕事とか社内の内輪話で盛り上がって、学ぶことはあったのだろうか?

一番苦手だったのが、2次会や3次会で「スナック」に行くこと!偉い人が出張にいらしたりすると、飲んだ後に最後は札幌駅近くのスナックに行くという流れが定番でした。

終電で帰ってしまう大学生のバイトのおねーちゃん、苦手なウイスキー、他の客が歌っているのを聞きながら話す雰囲気とか、私はどうしても楽しめませんでした(それならば、すすきののキャバクラに連れて行ってほしかった!笑)

 

友人の紹介で同い年くらいの色んな職種の人たちが集う飲み会に参加したことがあったけれど、そっちはとても楽しかった!自分とは違う会社・業種の話は面白かったし、休日に遊ぶようになったり、恋をして失恋をしたり・・・。こちらの飲み会の方がよっぽど人生にプラスになりました。

将来若い部下ができたら、キャバクラに連れて行ってあげられる上司に・・・じゃなくて、「俺たちと飲むのはたまにでいいから、外に出て色んな人と会ってこい!」と言えるような上司になりたいです。 

 

先輩は本当に全て正しいのか?

師匠、ロールモデル、憧れの人。僕にはそういう存在はいない。(中略)たった一人の人の信者になることは、危険なことでもある。その人が言うことだったら、その人のやることだったら、とすべてを鵜呑みにしていたら自分を見失ってしまうからだ。

『憧れない』より

私の社会人時代は先輩に恵まれていました。

自分の仕事をやりながらも、新人の私の面倒を見てくれる。そんな先輩方がとても大きく見えて、『いつかはこうなりたい』とか、『この人達について行こう!』と思っていました。一方、『先輩が言っていたから』という理由で自分では何も考えずに行動していることも多々ありました。

憧れの人にただついて行くというのはある意味思考停止で、危ないことだと思います。

「憧れるな!」とは言いませんが、憧れにただついて行くのではなく、「憧れの人をいつかは超える!」という意気込みを持つことが大事だと思います。

 

STAGE2 逃げ出しちゃえば?

逃げる

弱さを認める

プレッシャーや責任に押しつぶされて心をすり減らし、動けなくなってしまうくらいなら、現状を嘆いて何もしないくらいなら、全速力で逃げてしまえ。(中略)

まずは、逃げた自分も含めて、ダメな自分を認めてあげる。自分の弱さも、矛盾も一旦受け入れる。もちろん自分で自分の嫌いな部分を、直す努力をしたり、それをバネに動くことも大事だけど、個性なんだ、これも自分なんだって、まずは自分自身で認めてあげることができれば、一歩が踏み出せる。

『逃げははじまり』より

私は仕事ができません。定時は17時45分でしたが、大体会社を出るのが20時~21時、ひどい時には日付けが変わるまで会社にいました。それでも仕事が片付かない時は土日に会社のPCを持ち帰って家で仕事をする・・・といった働き方をずっとしていました。

退職するまでに大した成果も残していないし、お世辞にも優秀な社員ではありませんでした。

 

仕事が遅いのは自分の能力が足りないから、努力が足りないからだとずっと考えていました。もちろんそうなんですが、気持ちの持ち方として【できない自分】を認めて受け入れてあげられたらもう少しラクだったのかなあと思います。

家に帰宅しても、「あれも終わってない」「これもやらなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」という気持ちが常にあって、今考えると社会人時代の精神衛生状態はあまり良くなかったです。。

 

その他、kindleにハイライトをつけた箇所はたくさんあるのですが、社会人時代の自分のだめだったところを書き続けてしまいそうなので(笑)、この辺にしておきます。

 

今読んだからたくさん共感できた

共感

新社会人になった時にこの本を読んでいたら、おそらくそれほどこの本には共感できなかったと思います。「新入社員はこうあるべきだ」みたいな考え方をけっこう持っていたので。

約4年社会人を経験して退職して、NPOでインターンをさせてもらって、協力隊として日本を離れているからこそ、働き方の多様性をすっと受け入れられるようになったのかなあと思います。

働き方とか、帰国後の進路については今後もブログに書いていくつもりなので、アドバイスやご意見等いただけると嬉しいです。

 

最後に、勇気をもらった家入さんのメッセージを引用して終わりたいと思います。

こんな僕でも社長になれたんだから、いくらでも選択肢も方法もある。頭ごなしに否定する大人たちや社会の一般常識は一旦脇に置いて、自分の頭で考えて、考えて、考え抜く。それがはじめの第一歩。

 

 

Zikomo!(マラウイのチェワ語で「ありがとう」)

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