『青年海外協力隊はイキイキしている論』について思った3つの事

      2016/02/21

のんびり

先日、教師海外研修というプログラムで1週間ほど日本の学校の先生がマラウイにいらしていました。JICAのプロジェクトに関わっている隊員の活動見学ということで私も半日ほどご一緒させていただきました。

その時に先生方とお話をしていて出たのが、「マラウイの子どもも隊員達もみんな輝いてイキイキとしている」という話でした。もし、私もその中に含まれているとしたら嬉しい限りです!

 子どもの笑顔

でも個人的には「そうかなあ?」とちょっと懐疑的に思うところがあります。隊員の置かれている環境と比較しても、日本で働いている方々の方がすごいよなあと思ったり。

ということで、『協力隊イキイキ論』について考えた事を3つ書いてみます!

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協力隊はすごい?

すごい

マラウイに赴任前、仕事を辞めて協力隊になることにしたと伝えると多くの人から「すごいねえ」とか「立派だねえ」と言われました。私の彼女談によると、アフリカで協力隊をしている彼氏がいると言うとやはり「すごいねえ」と言われるみたいです。

JICAのサポーター宣言というWebページには、シドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんからのメッセージが書いてあります。

現地に溶け込んで、現地の人たちと共に一生懸命に活動をしている協力隊員は、とにかく「すごい!」の一言。日本とは全く異なる文化、言語、そのうえ途上国ですから、不便や苦労も多いことでしょう。でも、どの隊員も生き生きとし、そして、現地の人たちに強く必要とされていました。

隊員の皆さんは、本当に一生懸命。現地のどの人に聞いても、「最後まで熱心にやってくれる」、「私たちの町を改善してくれている」と答えます。隊員の皆さんを心から尊敬していることが、傍目にもよく分かります。だからといって、隊員がワンマン的に活動を進めるのではなく、しっかりとコミュニケーションをとりながら、互いに手をとりあって進めています。協力隊員と現地の人たちの関係は、あくまで「一緒に協力し合っていこう!」という関係なんですね。だからこそ、お互いがあんなに素敵な笑顔になるのだと思います。

JICAボランティア サポーター宣言より

 

こんなに良く言っていただいてありがとうございます!

でも、やっぱり私は「そんなベタ褒めするほどでもないけどなあ」と思ってしまいます。性格悪いですか?笑

 

『協力隊イキイキ論』が生まれる3つの理由

時間的な余裕がたくさんある

のんびり

個人的には、これが一番大きな要因ではないかと感じます。社会人時代、平日は出勤して夜遅くまで仕事して、家に帰ったら寝るだけという生活でした。ご飯食べるのも面倒くさくて、買って来た弁当を食べずに寝たり、ひどい時はスーツのまま寝ていたりもしました。

定時後に出先から戻ると、同僚に「顔が死んでるけど大丈夫?(笑)」みたいなことも言われていました。

一方、今の生活では遅くとも18時には家に帰っています。残業もない。本読んだり、ネットサーフィンしたり、ブログ書いたり、やりたいことをしてから寝ることができています。時間に追われて仕事をする感覚も皆無です。

イキイキとまでいかなくとも、少なくとも死にそうな顔をして活動している隊員はあまりいないんじゃないかと思います。

 

やりたいことをやっている

円陣

『新卒で同期の友人たちが企業に就職する中、協力隊を選択する』。

『仕事を辞めて協力隊になる』。

『ブランクが空くのは大きなリスクだけど、それでも休職という方法を選んで協力隊になる』。

協力隊として活動している人達はみんな何かしらのリスクを取って『やりたい事をやっている』と言えると思います。

「仕方なく協力隊になったんです・・・。」という人はこれまでに聞いたことがありません。

 

もちろん、日本でも自分のやりたい事を仕事にしている方もたくさんいらっしゃるので、協力隊だけが特別だというつもりはないです。

一応私も「仕事を辞めて来たのだから負けないぞ!」という気持ちは持って頑張っています。何回も負けそうになっていますが・・・(笑)。

 

『隣の芝生は青い』論

芝生

今回マラウイにいらしていた先生方。私から見ると、先生方の方がよっぽど素晴らしいと思います。

指導案の作成、授業準備、保護者対応、生徒対応、部活動の顧問、同僚の先生方との付き合いなどなど、日々大変な業務をされていることと思います。

実は私も教員免許を持っていて、大学4年生の時には3週間高校で教育実習をさせていただきました。ものすごくやりがいを感じた一方、やることがありすぎて体力的には非常にしんどかったです。そんな激務を何年も続けていらっしゃるのだから、それだけで素晴らしい!!

 

冒頭の高橋さんについても、それこそ高橋さんの方がよっぽど「すごい!」と私は思います。日々のハードな練習、マスコミ対応、オリンピックという大舞台で結果を出せる精神力。誰にでもできることではありません。

協力隊はすごいと思っていらっしゃる方!職業を教えていただければ、協力隊には無いあなたの仕事ぶりの素晴らしさを全力で挙げさせていただきます!笑

結局は、『隣の芝生は青い』ということではないかと思います。

 

 

以上、協力隊は別にすごくないよって、個人的に思う理由を挙げてみました。

こんな事を書くと嫌味な奴とか思われてしまいそうで内心ハラハラするのですが、どうか嫌いにならないでください(笑)。

 

それぞれの置かれている状況で輝けるようにお互い頑張りましょう。

 

Zikomo!(マラウイのチェワ語で「ありがとう」)

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