日本が国際協力をするべき3つの理由~恩返し・安全保障・義務~

      2016/02/21

国際協力

「日本国内が大変なのに、なぜ海外に目を向けるのか?」
何度かこんなことを言われたことがあります。
今までは、「自分が国際協力の分野に貢献したいと思ったから。途上国に関心を持ったから。」と答えていました。

しかし、派遣前の二本松訓練所での講義の一コマを受けて、日本人として国際協力をする理由が明確になりました。
私の意見というよりは講義のまとめですが、紹介させてていきます。

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東日本大震災における国外からの支援と日本のODA

震災瓦礫

東日本大震災後、日本は多くの国々から支援を受けました。
その数、約180か国!!

今まで日本が国際社会に援助をしてきたという事実があるから、こんなにも多くの人々から支援をしてもらえたのだと思います。日本人以上に、被援助国の人は日本がその国に支援をしたということを知っているそうです。

日本のODA予算は、1997年度の1兆1687億円が最大でした。
1989年・1991年~2000年の間、日本は世界最大の援助国でしたが、2011年度の予算は5727億円と年々減少しています。

『国内の経済・財政状況が厳しい』という理由から、日本のODAはかなり縮小しています。
このことについて、皆さんはどう思いますか?

国際協力を日本が進めていくべきだという理由を考えていきましょう!

 

①国際社会への恩返し

戦後当時、日本の経済力はアメリカの数%しかなく、まさに開発途上国でした。しかし、アメリカの国際NGO、世界銀行、ユニセフなどから資金援助・融資を受けて復興を果たし、経済発展を遂げました。

1953年から導入されはじめた世界銀行からの低金利の融資は合計8億6,000万ドル(現在の額に換算すれば約6兆円)に達し、インドに次ぎ2番目の大きな金額であった。
つまり日本は世界でもっともお世話になった被援助大国の一つであったのである。外務省HPより)

「日本は世界でもっともお世話になった被援助大国の一つであったのである。」戦争を知らない私たち世代にとっては実感が持てないかもしれませんが、紛れもない事実です。

「途上国としての日本」と「先進国としての日本」の両方を経験したからこそ、国際社会への恩返しとして、日本は過去の日本と同じ様な状況の国を支援するべきではないでしょうか。

 

②日本の安全保障のため

『日本を愛してくれる人が増える=日本の安全保障になる』という考えです。

例えば、私がマラウイで2年間活動しています。
現地の人たちと良い関係が築けたとします(そうでありたいです。笑)。

マラウイの各地で、同じ様に印象の良い日本人が増えたとします。

日本を好意的に思ってくれているマラウイが、日本に戦争を仕掛けるようなことがあるでしょうか?
(地理的に遠いという理由を除いて。あくまでも例えです。)

『安全保障は軍事力だけではない』のだと気づくことができました。

 

③Nobles oblige

ノブレス・オブリージュはフランス語です。
直訳すると「高貴さは(義務を)強制する」という意味で、「位高ければ徳高きを要す」などと訳されるようです。wikipediaより引用)

 

理屈抜きの支援。幸せな人の当然の義務。
もしかしたら日本人には抵抗がある考え方かもしれません。
皆さんはどう思いますか?

ちなみに、国際社会においては「経済規模に見合った援助」という指標があります。
国の経済規模を表す「国民総所得」に対してどのくらいの割合をODAとして供与しているかを示す数値で、日本は0.18%(DACという先進国の発展途上国に対する援助政策調整する機構に加盟している国23か国のうち日本は21位)。

国際社会では、0.7%のODA量を確保することが求められています。
(参考:JICA「世界のODAについて」

 

最後に

地球

日本のODAが減っていると冒頭で触れました。
しかし、3・11の時の様に国際協力分野での貢献は必ず日本に返ってくると思います。だからこそ、日本には国家として国際協力を引っ張っていってほしい。

そのためにも、この2年間で精一杯活動しよう。

そんな気持ちが強くなりました。

 

最近 ちょっと活動が中だるみしてしまっていますが、改めて頑張ろうと思いました!

Zikomo!!(マラウイのチェワ語で「ありがとう」)

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