青年海外協力隊コミュニティ開発隊員としてのマラウイでの活動最終報告!

   

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マラウイ時代の活動の記事を読み返していたら、学んだこととかは書いていたけれど最終的にどんな活動をしてどんな成果が出たかをブログでは報告していませんでした。

青年海外協力隊の2年間で学んだ途上国で働く上で大切な3つのこと

 

帰国してから時間は経ってしまいましたが、一つの区切りとして青年海外協力隊としての活動の最終報告をしていきます。

よろしければお付き合いください!

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私の2年間の活動

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大きく分けて3つの活動に取り組みました。

①JICAの技術協力プロジェクトのモニタリング

②農民への収入向上・生活改善活動

③農村部の教育についての調査・サポート

一つずつ書いていきたいと思います!

 

①JICAの技術協力プロジェクトのモニタリング

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シレ川中流域における村落振興・森林再生プロジェクト(英語の頭文字を取って通称『COVAMS』)のモニタリング活動を行っていました。

詳しくはコチラ!

マラウイに赴任して1年!コミュニティ開発隊員としての活動の振り返り

簡単に言うと、JICAが行なったプロジェクトで普及した技術がその後も根付いているか見て、更なる普及のために色々やるというものでした。

 

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方向性を決めて活動が軌道に乗るまでに大分時間がかかりましたが、1年目は現状の調査を行い、2年目はその現状に応じた普及活動を行いました。

 

1年目の活動

プロジェクト側からもらったデータや地図を基に、巡回先の選定を行いました。そこから選定した村の村長さんの所へアポなしの突撃訪問を行い、仲良くなりました。

村長さんに会えたら、リードファーマーという農民のリーダーを紹介してもらい、村の中でのカギとなる人と仲良くなることに努めました。

 

2~4回くらい訪問して仲良くなった後、聞き取り調査のお願いをして、ミーティングなどの形式を通じて技術の普及状況を調査しました。合わせて、畑も見せてもらって自分の目でも現状を確認しました。

 

1年目の活動をサラッと文字に起こすとこんな感じですが、全然思うように進まなかった!村を訪問しても村長がいなかったり、道に迷って目的の村に全然辿り着けなかったり(目印となる建物がないんです・・・)、とにかく物やお金をねだられたり。

 

ただ、困らされたのもマラウイ人ですが、色々と助けてくれたのもマラウイ人でした。マラウイ人の嫌なところ、暖かさ、一人では何もできないという無力感など、「協力隊あるある」的なことを多く経験した一年目でした。

 

1年目の結果

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ピックアップした14村のうち、10村で540名の村人からヒアリングを行うことができました。

調査の結果から大まかな現状を把握することができました。技術が継続している村もあれば、ほぼ活動が止まってしまっているような村もありました。ヒアリングした結果から考察すると、これはリーダーとなる人の熱心さが大いに関係しているようです。

 

人間関係づくりが大事だった1年目

村を訪問しても、畑を見せてもらった後はおしゃべりをして、お昼ご飯をごちそうになって、一緒にお昼寝をして、子どもと遊んでから帰る・・・という生活。

「こんなので仕事をしていると言えるのか・・・」なんて悩みが常にありましたが、こうやって人間関係を築けたことがその後の活動の基礎になったと思います。

一年目が終わってちょっとしてから書いた記事がコチラ

残りの任期は8か月!今後の活動計画を改めて立ててみた

2年目の活動

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2年目は、一年目の調査を基に、技術の更なる普及を目指してやっていきました。

具体的には、

・Field Day(模範的な畑の見学会)

詳しくはコチラ!

マラウイでのコミュニティ開発な活動紹介!~Field Day~

マラウイで3月の主要イベント『Field Day』を実施してみた

・リードファーマーのミーティング調査と活性化

・普及した技術の新規トレーニングの実施

といった活動を中心に行うことにしました。

こんな感じで、活動計画も立てました。

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これらの活動は、結果としてはあまりうまく行きませんでした。。村の中でのキーパーソンは巻き込んで活動できたものの、村人にとって他に重要なことがあったり、私の提案したことのメリットを村人がそれほど感じることができなかったというのが反省です。

とにかく悔しいの一言です・・・。

 

②農民への収入向上・生活改善活動

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次に2つ目の主な活動です。

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有機質肥料の作成指導を行いました。有機質肥料は、農民の家にあるもので作れること、お金をかけずに畑の土を良くしてメイズ(とうもろこし)の収量が上がることが大きなメリットでした。

もともと肥料に関することは村人の関心も高く、この活動には多くの村人が積極的に参加してくれました。こちらがやりたいことと、村人が本当にやりたいことは一緒ではなく、いかに村人のニーズを汲み取るのかが重要ということを学びました。

有機質肥料作りの様子はコチラ!

マラウイで人気の有機質肥料、『Chimato』を村人と作ってみた

メインの活動を通じて学んだことが次のことです。

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③農村部の教育についての調査・サポート

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農村部の教育についての調査・サポートでは、壊れてしまった幼稚園の新校舎建設プロジェクトの実施、塾のようなシステムの調査とサポートを行いました。

 

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スライドの写真は、左から壊れた校舎、新しく建設した校舎、新校舎の教室です。

この幼稚園の修復プロジェクトについては過去の記事に詳しく書きました!

マラウイ大雨洪水被害の復興支援~Nursery schoolを再建します~

マラウイ大雨洪水被害の復興支援②~Nursery school建設の進捗~

 

ブログでは完成を報告していませんでしたが、私の帰国前に無事に完成しました。災害に対して、一人のボランティアとして自分は無力だなと痛感しましたが、少しでも彼らに残せることができて良かったです。

サポートしていただいた日本マラウイ協会の皆様にも感謝です。

 

また、幼稚園での小学生の補習授業の調査・サポートを行いました。これは、よく訪問していた村で、午後に週3回学校の補習授業を行っていて、子どもの学力を直接知る機会だと思い関わりました。

結果的に、熱心な大人や子どもたちは多いけど、その熱心さに応える教育システム(ここで強く感じたのは学校のカリキュラム)が整っていないということでした。こちらもこれまでに色々と書きました。

マラウイの小学生の算数教育における問題と現状に怒り狂った件

マラウイにも塾がある?ボランティアの先生と放課後勉強する子ども達

教育に関わる全ての方に知ってほしい、マラウイ流のわり算の解き方

 

この活動を通じて、今後は途上国の教育のために貢献していきたいと感じ、イギリス大学院への進学を決意しました。

農村部の子どもたちの学習に対して私ができたことはほとんどありませんが、一生忘れることのない経験ができました。

 

参考:PRRIEの5原則

今回のプロジェクトのモニタリングにおいて、過去のJICAのプロジェクトから作られた総合村落開発的アプローチがありました。

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これに照らし合わせてみると、2年目の活動がうまくいかなかった理由も分かります。ただ、実践するのは大変だということを学びました。

 

最後に

青年海外協力隊としての経験は、今振り返っても貴重な2年間でした。これを糧に今後も頑張っていきたいと思っています!

そしていつの日か、自分の無力感に悩んでばかりでなく、少しでも途上国の発展に教育の分野から貢献できる人材になりたいです。

 

お付き合いいただきありがとうございました。多くの人が協力隊を知り、優秀な隊員が増え、日本の国際協力が加速されていけば嬉しいです。OBとして青年海外協力隊事業を暖かく見守っていきます。

「当ブログの更新もこれで最後」みたいなまとめ方になってしまいましたが、終わりません。笑 今後、私自身の活動は報告できませんが、青年海外協力隊やマラウイに関する情報があれば随時取り上げていきたいと思います。

 

 

 

Zikomo!!(マラウイのチェワ語で「ありがとう」)

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