途上国の『教育』の向上のために考えなければいけないこと

      2016/02/21

勉強する

質問です!

『教育』と聞いて思い浮かぶ場所はどこですか?

私は『家庭』を最初に思い浮かべます。

しかし、一般的に『教育=学校』と浮かべる人が多いのではないでしょうか?

 

だから、

「途上国において教育を向上させるには、学校教育を改善するべきだ!」

という考えが成り立つ。

そして、学校を建てようとする人が多かったり、協力隊に理数科教師という職種があるのだと思います。

 

 

「途上国において教育を向上させるには、学校教育を改善するべきだ!」

・・・本当に?

私は前職での経験から、家庭での教育を改善する方が重要だと考えます。

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『学校』は成果として分かりやすい

学校

「△△国の学校不足を改善するために、小学校を建設しました!」

途上国の教育改善を考える上で、学校を立てるのが一番わかりやすい貢献のカタチではないでしょうか?

 

ただ、

その学校に先生が何人いるのか?

生徒は何人通えそうなのか?

学校に通った生徒の将来はどうなったのか?(就職率とか、収入とか)

といったデータや報道はあまり見たことがありません。

 

でも、学校の校舎は目に見えて形として残ります。

その国・地域のために何かをしたということは伝えやすい。

 

『学校は勉強をするところ』と捉えると、『家庭』では宿題をやるとか、塾に通わせるとか、『家庭』は学校の補完をするための空間だと考えがちな気がします。

 

【教育の現場は学校にある】

教育を考えた時に学校に目が向くのは当然のことなのかもしれません。

 

堀江貴文氏の少年時代から学べること

ホリエモンこと、堀江貴文氏の著書「ゼロ なにもない自分に小さなイチをたしていく」を読みました。

 

堀江氏曰く、

「堀江家は文化や教養といった言葉とは無縁の家庭だった」とのこと。

まともな本棚がなかった堀江家に、唯一読み応えのある本と言えば百科事典。

小学校時代に堀江氏は百科事典を読みふけり知的好奇心が刺激されていったと言う。そんな経験から、

「僕にとっての情報とは、誰かが用意してくれるものではなく、自らつかみ取るものなのだ。」と語っている。

 

情報を自分でつかみ取れる子どもを育てる

つかむ

学校で先生があれもこれも教えるのでなく、自分から勉強できる子どもを家庭で育ててしまえばいいのだ。

 

実際マラウイには、ウイリアム・カムクワンバ氏という、学校に通えなかったけれども図書館で本から得た知識で風力発電システムを作った人がいる。

ウイリアム・カムクワンバ Wikipwdia

自分で学ぶことができる習慣を身に付ければ、学校に行かなくても勉強はできるのだ。その習慣を身に付けるチャンスが家庭教育にあると思う。

 

具体的にどう家庭教育をするのか?

家族

日本の家庭教育とマラウイ(途上国)の家庭教育とでは、やれる内容も違ってくる。共通して大事なのは、『自分の頭で考えさせる』ことだと思う。どんな働きかけをしたらよいか、少し例を考えてみた。

命令しない

「あれをやりなさい」、「手伝いなさい」といった命令口調だと、子どもはどうしても受け身になってしまう。

『お父さんがやれと言ったから』が行動の理由になってしまう。

(=思考が停止してしまう)

 

工夫させる

例えば、メイズを植える時に、

「種の間を25㎝とって1粒ずつ植えているのはなぜだと思う?10㎝にしたらどうなるか?3粒ずつ植えたらどうなるか?もっと収量をあげる方法はないかな?」

といった働きかけをしたらどうか。

工夫させる、失敗したらその理由を考える、成功したら達成感が得られる。

日常の中でPDCAを回す習慣が身に着くのではないだろうか?

 

好奇心をくすぐる

堀江氏の様に、上手く知的好奇心をくすぐれると自然と自分から勉強する子どもが育つはず。

そのためには、学校よりも図書館を増やしてほしいと個人的には思う。

 

絵本に触れる

絵本となると物に頼ってしまうが・・・。

絵本の素晴らしさについて書いたので、良かったらこちらも読んでほしい。

公文で学んだ絵本の素晴らしさ~幼児教育・絵本を勧める3つの理由~

 

官民連携の国際協力の可能性

協力

家庭教育は、まさに私が以前勤めていた『公文式』がノウハウを持っている。

公文のビジョンは『教育を通じた世界平和』。現在、世界で48の国と地域に広がっている。

アフリカでいえば、南アフリカ、ザンビア、ナミビア、ケニア、ボツワナに進出している。次回のエントリで詳しく書くが、マラウイの初等教育では、まさに公文式の学習法が必要だと強く感じることがあった。

ぜひともマラウイにも進出してほしいが、他のアフリカ諸国に比べてもマラウイは裕福な家庭が圧倒的に少ないので、営利目的での進出は現時点では厳しいと思う。

 

そこで、国と連携してうまいことやれないのだろうか。JICAの技術協力プロジェクトとして、5年×4の20年くらいのスパンでやれないのかな。

せっかく日本が官民連携の国際協力をうたっているので、うまく連携できたらいいなと思う。

 

次回予告 

何だか、偉そうに物を言う内容になってしまいました。

この、『家庭教育こそ大事だ!』という教育に対する基本的な考え方を踏まえて、次回はマラウイの初等教育について感じたこと・思うことを書きたいと思います。

⇒11月9日に更新しました!『マラウイの小学生の算数教育における問題と現状に怒り狂った件』

 

Zikomo!!(マラウイのチェワ語で「ありがとう」)

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